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リサとガスパールとマネ


私が好きな絵本は
「あまがさ」
「ロッタちゃんとじてんしゃ」
「スーホの白い馬」
「ペンギンたんていだん」をはじめとするペンギンシリーズですが
これらに加えて、何年か前に一番新しくお気に入りに加わったのが
「リサとガスパール」です。

この「リサとガスパール」を最初に知ったのは絵本の原画展でした。
他の絵本と並んで、「リサ・ガス」出ていたという程度の頃です。
ですので、今ほどの人気ではまだありませんでした。
先週半ば、京都伊勢丹の「えき」で開かれていた
「リサとガスパール&ペネロペ展」へ行ってきましたが、
そう思うと、単独の原画展なので今の人気はすごいですね。

「いい絵本」というのは、
ストーリーと絵の両方が均衡を保つくらい力を持っているものだと思います。
そういう点では、上に挙げた絵本は、どれもが本当に「いい絵本」です。
今回、「リサ・ガス」展を観てきてやっぱり感心しましたが、
ハンスレーベンは本当に上手いです。
あの「ユルさ」は何度も何度も絵具を重ねて作った
非常に手の込んだ「ユルさ」です。
でも、鉛筆で簡単にスケッチしたものには的確なデッサン力が現れています。
それに構図も、いろんな視点が考えられる中から精査して選ばれているようで
キャラの状況や心情を最も的確に表し、
それでいて新鮮な視点や構図が、見る人を引き込んでくれます。

そんな風に見ていたら、面白い作品に会いました。
写真の「リサとガスパールのピクニック」です。
これ、マネの「草上の昼食」のパクリ、もとい、引用ではないですか!
思わず、レターパッドを買ってしまいました。

リサとガスパールとマネの草上の昼食

この「草上の昼食」は、1863年の作品ですが、
当時ものすごくスキャンダラスな作品でした。
サロンという公式な展覧会に出品するも落選。
そして落選展(こういうのがあるところが笑える)で公開されましたが
やっぱりバッシング。
というのも、裸の女の人が絵に描かれているからです。
それまで裸体は女神など、人間ではない人であるべきだったのですが、
こちらに視線を向けていたり、着衣の男性が横に並んでいることで
どうしても現実世界へのつながりが出来てしまいます。
当時の人々は、動揺したんでしょうね。
「こんな作品はけしからん!」とカンカンになったそうです。

そんな「問題児マネ」の作品ですが、ハンスレーベンは単に
「ピクニック」というところから発想して引用したのでしょうね。
さほど深い意味はないと思います。ホントのところは知らないけど。
でも、これを読んで育った子どもが将来マネの作品を見て
「あ!リサ・ガスの絵だ!」とか言うと思うと
・・・にやけてしまいます。
そんな子どもがいてもいいな。

っていうか、リサ・ガスは全員「裸にスカーフ」やん。
それに体形的に立膝できないリサが、マネをまねて
がんばって左足の裏をこちらに出そうとしているのに無理がある。
| 美術や芸術のこと | 15:31 | comments(2) | trackbacks(0) |
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コメント
初めまして。新着ブログ検索で参りました。実は、「パラソルをさす女」もおりますよ!
http://thumbnail.image.rakuten.co.jp/s/?@0_mall/popcute/cabinet/00068916/img48016223.jpg
ハレンスレーベン巨匠は最初から絵本を目指した人ではなく、それなりに教養深いです。

リサとガスパールのひみつ基地 カタストロフ
| CATASTROPHE! | 2007/06/08 12:34 AM |
CATASTROPHE!さん、情報ありがとうございます。ホントですね。でも構図のズバリ!さでは「昼食」の方がインパクト大です。このパクリシリーズはハンスレーベンさんのお遊びでしょうね。今後も続くのかしら?楽しみです。
| Lamm | 2007/06/08 9:39 AM |
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