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今日は私、明日はあなた


グンナール・アスプルンド展(於:京都工芸繊維大学)へ行ってきました。
スウェーデン人の建築家であるアスプルンドは
生涯にわたって墓地の仕事に携わったらしく、
タイトルの一節は、彼の作った「森の墓地」の門に書かれているそうです。

西洋の考え方に
「メメント・モリ:Memento mori(死を想えよ)」というのがあります。
絵画で頭蓋骨などが描かれたり、死神などが出てくるのは
こういう背景からです。
「生は儚いものでこの世での贅沢などは空虚なものだ」という戒めは、
キリスト教では大事な教えなのでしょう。
ですから「今日は私、明日はあなた」もこの意味なのかもしれません。
展覧会内での説明では、
これが何語で書かれている言葉なのかはわかりませんでした。
そのままのラテン語だったらこういう意味かもしれませんが、
もしかしたらスウェーデン語なのかもしれません。
気になるところです。

しかし少なくとも、
アスプルンドの建築を見ながらこの言葉を読んでいると
そのような教義的な言葉には感じられませんでした。
「人は死んだら森に帰る」
という想いがスウェーデン人の心にはあるそうですが、
このひっそりとした「森の墓地」で、先に逝ってしまった人が
こちらで嘆き悲しんでいる人を「待っているよ」と
静かに慰めてくれる言葉に聞こえました。
墓地に眠る人がこちらに語りかけているように。

そして同じ「森の墓地」内にある礼拝堂には、
そこは残された人が亡くなってしまった人を想うところですが、
反対にこんな言葉があるそうです。
「今日はあなた、明日は私」
アスプルンドは詩人ですね。
いつか自分の足で行ってみたいところがまた一つ増えました。

ところで、アスプルンドとは全くイメージが違うのですが
私の大好きなミュージカルの一つであるRENTに
「Today 4 U」という曲があったのを思い出しました。
歌詞に繰り返される「Today for you, tomorrow for me」。
ああ、そうか。
このミュージカル自体のテーマは
「No day but today(あるのは今日という日だけ)」でした。

絡んだ紐の結び目が一つ解けた気分。
| 美術や芸術のこと | 15:55 | comments(0) | trackbacks(0) |
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